ホテルメトロポリタン盛岡において「いわてのロクジカ新作発表・交流会」が開催されました。6次産業化は失敗が多いのが実情です。それは生産者側が売れるという思いこみで商品を作ってしまい、売れなかったケース、おいしい商品を作ってもその価値が伝わらずに売れなかったケースなどあるようです。平成30年度は小売事業者との連携による6次産業化モデルを構築するとして消費者目線に立った商品づくりの手法を仕組みとして何とか岩手県内に根付かせようという試みをしたということでした。その成果事例と岩手町にある冷凍餃子の会社「粉夢」さんと「花巻朝ごはんプロジェクト」さんの事例をご紹介いただきました。6次産業化を成功させるためのポイントはいろいろとあると思いますが、重要なのは商品企画の段階から小売業者を巻き込み、意見を伺うことだと思います。日々、お客様と接している小売業者の意見は企画段階から重要なカギを握ると思います。試食した感想を聞かれましたが、面と向かって言うのは難しいですね。基本的に皆さん、無難なことしか言えません。岩手県のメディアも取材に来ていましたので良い宣伝にはなったでしょう。成果発表会の後、いよいよ新作発表・交流会です。4つのテーブルに各20名ずつに分かれて6次産業化商品を4社から各15分の時間内でプレゼン&試食を行った後に意見を伺うというスタイルです。弊社はCテーブルで「きたかみ牛すじカレー」の紹介と試食をしたのですが、概ね、カレーの味については美味しいという反応でした。しかし、この商品の価値の伝え方についてはいろいろなご指摘やご意見があり、今後の営業活動で修正できることは修正していきたいと思います。本当のプロのバイヤーの方はもっと厳しい意見を述べると思います。そういった意味で試食会の参加者にもっとプロのバイヤーの方がいれば、面と向かってでも厳しい意見が出たのだろうと思います。いろいろと反省させられることの多い、でも有意義なイベントだったと思います。