霞ヶ関はイイノホールにおいて野村アグリプランニング&アドバイザリー株式会社主催「GFP輸出拡大フォーラム」に参加しました。農水省は、わが国の農林水産物・食品輸出の優良な取組を広く紹介することにより、輸出促進を図るため、輸出に取り組む事業者のうち、特に優れた事業者に対して優良事業者表彰を行っており、今年度が3回目の実施になるとのことです。農林水産大臣賞が6事業者、食料産業局長賞が9事業者、選定・表彰され、それぞれの事例やパネルディスカッションが行われました。かなり前から輸出に取り組んでいる事業者、起業から数年しか経っていないが設立当初から輸出に取り組んできた業者などいろいろありましたが、表彰された事業者の熱い思い、度胸と志があれば輸出はできるという話に勇気づけられました。また、海外は人口が成長し続けており、食糧需要も成長し続けているのですが、先進国は飽食で食品ロスの問題がある一方で発展途上国は飢餓に苦しんでいるという格差の問題が横たわっています。こういった問題を輸出事業者が志をもってどう解決していくかということも会社の成長につながるのだなと感じました。流通も現在は日系スーパーが中心で日系メーカー同士の競争になっていますが、今後はローカルのスーパーにいかに入っていき、ローカルの人たちに普及させていくかが次の発展のカギというフェーズに入っていくと思います。海外は成長市場であることは事実ですが、そんなに簡単ではないことも事実のようです。リスクをとって輸出に取り組む先人の事業者の話を聞いて、国内に留まっていても八方ふさがりの時代に外に出ていかざるを得ないのは自明なので弊社も遅れをとらないようにしていきたいと思います。