北上ネットワークフォーラム総会に出席してきました。約100社が参加する岩手県北上市の製造業、工業を中心に拠点を置く団体で地域産業界と大学や行政等との連携を深め、地域産業の活性化を図ることを目的にしたフォーラムです。総会では平成30年度の活動報告と令和元年の活動予定について確認されました。今年度のテーマは外国人材の活用となるようです。その他、岩手県の3D技術や3S活動(整理・整頓・清掃)と生産性についての発表がありました。イベントとして工場見学、ICT・IoTについてのセミナーや学生との対話イベントもあるようです。新会員の紹介もあり、当社も自己紹介させていただきました。明るい農業の未来を描くには所得向上を目指した6次産業化が必要であり、その成功のカギは農商工連携にあるとお話をさせていただきました。農業のみならず日本全体のGDPは95年以来、低迷しており、世帯所得も上がらないことから国内の消費需要が上がらず、成長のエンジンとなる産業が不在で、期待できる将来が描けない状態が続いています。北上は半導体や自動車といった産業クラスターが形成されており、他の地域に比べればまだ活況を呈しています。地域の中小製造業者等である会員各社により、互いに夢と知恵を出し合い、新技術・新事業の創出に挑戦をしながら、自立的・創造的企業への脱却を目指すことを目的に設立された組織なので明るい未来を描けるよう、この地域をよりいきいきとした街にするため共に研鑽し、連携しあっていければと思います。