「備えあれば憂いなし」は、普段から準備をしておけばいざという時も心配はいらないという意味です。毎年9月1日は防災の日として定められていますが、実は防災用品点検の日という記念日もあります。1923年9月1日に発生した関東大震災。この地震は、とても大きな被害がでた災害でした。そこで、関東大震災の被害を教訓に災害の意識を高めるため、この日を防災の日として制定しました。また、防災の日と併せて、防災用品点検の日とされていましたが、防災用品は定期的な点検が必要ということから3ヶ月ごとに防災用品点検の日を設けたのです。一番早い防災用品点検の日は3月1日です。
防災用品は3つに分けて準備をしておくと良いでしょう。まず、外出先で災害にあった場合のために、ガムやキャンディー、ティッシュや水などは常に持ち歩くと安心です。お菓子を持ち歩いていれば、もしものときの非常食にもなるので、いつでもバッグに入れておくと良いでしょう。非常用のバッグには水と食料の他、救急セットにタオルや靴なども入れておくと安心です。懐中電灯や形態のバッテリーなども必要になるので、忘れずに準備をしておきましょう。自宅に食料や水を備蓄しておくのも大切です。災害が起きた場合、自宅に避難したほうが安心という場合もあります。その際、食料がなければ大変ですよね。食料や水の準備だけでなく、ティッシュなども日頃から多めにストックしておくと良いでしょう。
防災用品点検の日には、非常用バッグに入れているものがちゃんと使えるのか、備蓄品は足りるのかを確認します。例えば、懐中電灯はちゃんと使えるのか、食料品や水の賞味期限は切れていないか、また、防災用品点検の日は季節の変わり目に制定されています。季節ごとに必要なものって変わってきますよね。冬だと防寒着やカイロなども追加で入れておく必要があります。そういった意味でも一年に4回の防災用品点検の日に点検を行うことは重要です。
防災の日は知っていたけど、防災用品点検の日は知らないという方が多いかと思います。防災用品はいざ使うときに使えなければ意味がありません。また、四季をとおして、いつ災害が襲ってくるか、わかりません。6月や9月は大雨や台風を心配したり、12月は豪雪や寒い冬への備えなどその時期ごとに訪れるかもしれない災害への意識を高めることで3ヶ月毎にその季節に適したもの(衣類などは特にそうです)を準備しておくことは大事だと思います。食料や水、医薬品は当然、乾電池にも耐用年数があります。しっかりと備えをして、自分の身は自分で守れるようにしましょう。