冬越し稲

降雪前に直播きした籾(もみ)を越冬させて米を栽培する国内では例のない「稲の初冬直播き栽培」の本格的な実験が岩手大学農学部作物学研究室の下野裕之教授を中心にしたグループで始まっており、弊社も実証実験に参加しています。稲作で最も労力が集中する春の育苗から田植えが省ける画期的な栽培法で成果が注目されています。写真は昨年の稲刈後、田んぼを起こし整地後、種籾を直播きし、冬の積雪を超え、稲が発芽したものです。

 

この実証実験、さらに進化しており、秋の収穫と同時に直播きをする試みも滝沢市にある岩手大学農学部の付属農場で始まっています。弊社の圃場でも今年は是非、行ってほしいとお願いしています

 

春は農作業が集中します。この栽培法が実現すれば育苗も田植えも不要になり、農作業の負担が軽減し、生産効率がアップします。春の出芽率を高め、安定した栽培技術を構築することが大事で、確立すれば春の農作業が軽減され、生産規模の拡大にもつながります。

 

 

農業の技術は日々進歩していますし、当社も常に上を目指し、生産活動に取り組んで参ります!