経営理念

私たちは、「食」という人間が生きていくうえで欠かせないものを生産していることに自信と誇りを持ち、安心できる農産物の生産に励み、食糧供給に尽くすとともに、「食」を通じて社会貢献に努め、お客様やパートナー、社員が共に喜びを感じることができる企業を目指します。

社長挨拶

食を通じて楽しさと大切さを

代表取締役社長 照井 勝也

当社は創業以来、地域の農地の保全に努めてまいりました。時代の流れと共に、農業情勢は著しく変化し、就農人口の減少や農業従事者の高齢化、米価下落等により農村地域の離農が進み、当社へ農地の耕作依頼が増えました。耕作面積は創業当初は10ha程度でしたが、現在は900haまでになりました。その中には耕作放棄地や中山間地等、農作業をするためには非常に手間のかかる決して条件の良いとは言えない農地も多く含まれています。しかし私たちはそのような耕作不利地でも、できる限りお断りすることなく地権者の依頼に応えられるよう、そしてその農地を最大限生かせるように努力をしてまいりました。なぜなら「食」を生み出すための多くの資源は、農地に依るものであるからです。そして、「食」は人間にとって必要不可欠だからです。

私たちは、「食」という、人間が生命を維持していくうえで必要不可欠なものを生産していることに自信と誇りをもっています。日本の食料需要は自国だけでは賄いきれず、多くの食料を輸入に依存しています。これは非常に危険な状況であるといえます。なぜなら「食」を絶ってしまうと当然のことながら飢えてしまい生命を維持できないからです。また一方で、「食」には「楽しむ」という要素があります。おいしさ、見た目の良さ、美しさを感じることにより楽しい気持ちになります。普段なにげなく食事をしているのは、空腹を満たすだけでなく楽しいという欲求も満たしてくれます。私たちはその「食」という人間にとって欠かすことのできない多面的な役割を果たせるよう、今後も農地を守り、安心できる農産物の生産に励み、国民への安定した「食」の供給に尽くすことに努めてまいります。